気になるrelease

• キャノンと東芝のＳＥＤの遅れ

• 製品化のアナウンスがなかなかないと思ったら、年内の出荷の可能性はなくなって来年になってしまった。impressの＜東芝とキヤノン、SED搭載TVの発売は2007年第4四半期−年内出荷は断念。2008年北京五輪商戦がターゲット＞にあるように、事実上、2008年の登場になるようだ。

  ＜ＳＥＤの発売時期等について＞のリリースにはＳＥＤ搭載テレビの販売ターゲットを、２００８年の北京オリンピック商戦と定め、商品投入を進めていきますとある。

  この出遅れは痛っ？　とはいえ画質が勝負。きれいであれば多少は遅れたって、高くたって買う人はいっぱいいるだろう。それよりも遅れによる製品計画をどうするかが問題。東芝が＜薄型テレビ 新ブランド「ＲＥＧＺＡ（レグザ）」の展開について＞の発表で、液晶テレビを展開すると聞いて、あれっ？、SEDは？と思っていただけに、SEDの遅れをこの液晶テレビを投入して乗り切るのだと納得。

  でも、場つなぎの商品という印象はぬぐえない。やっぱり痛っ、かな。

気になるpaper

• クローン犬は捏造ではなかった

• クローン胚（はい）からの胚性幹細胞（ＥＳ細胞）の論文捏造が問題になったソウル大の黄禹錫（ファン・ウソク）教授らが2005年に発表したクローン犬の論文は捏造されたものではないとする論文が掲載された。

  ネイチャーの２本の論文。
  ＜Molecular genetics: DNA analysis of a putative dog clone＞(Nature 440, E1-E2 (9 March 2006) doi:10.1038/nature04685)
  ＜Molecular genetics: Verification that Snuppy is a clone＞(Nature 440, E2-E3 (9 March 2006) | doi:10.1038/nature04686)
  we have undertaken an independent test to determine the validity of the claims made by Lee et al.1.として、Here we provide independent evidence from the Seoul National University Investigation Committee that Snuppy, the one of the pair to survive, is a genuine clone.との結論を導いている。

  クローン犬の論文そのものは＜Dogs cloned from adult somatic cells＞(Nature 436, 641 (4 August 2005) doi:10.1038/436641a)。Here we describe the cloning of two Afghan hounds by nuclear transfer from adult skin cells into oocytes that had matured in vivo.としていた。