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公園にでかけてフリーマーケットをのぞいてみた。

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雨模様の天気で売り手は売りさばきたい気配。息子が手にしたワンダースワンの値段を聞いてみた。

「そうだな。300円」

生産は打ち切りになっているし、そもそも動くかどうかも分からない。でも300円ならダメでも諦めがつく値段。フリマではいつもこうして買い叩いて帰ってくる。ダメで元々と……。

でも電池ボックスがついていない……「200円にならない？」。ダメ元で聞いてみた。

「200円でいいよ」

売買成立。「200円で売ったのは初めてだ」と自嘲気味に語る売主のオヤジ。でも買ったもんがちさ。

近所のゲーム機屋で中古ソフトを売っているし、電池ボックスだってなんとかなる……はずさ。

これを知った別の息子。もう一台、モノクロバージョンがあるのを知って買ってくると駆け出していく。前の子供と兄弟と気づかぬ売主のオヤジは前の商売を穴埋めしようと、電池ボックスもついているので強気強気。「ソフトつきで500円」とふっかけてくるが、息子もねばって結局は400円で買ってきた。

さっそくいったゲーム機屋。息子たちは２年ほど前から狙っていたデジモンの中古のゲームソフトを買ってきた。

カラーのスワンは電池が１本、セロテープでぶらさがったぶざまな格好なので、何とかして電池ボックスを入手しなくては……。

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